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米空軍、調達規定が分厚すぎて人手対応不能なため、「助けてWatson(人工知能)」-Washington Post (2016-03-19)

軍事機密漏洩防止などに対応するために、米空軍の購買規定は1,897ページと世界一分厚く、1人の人間が全容を把握できる分量を越えたものとなっています。そのため、何かを買うときに規定を遵守できているかを確認するとしたら、気が滅入るような量の業務チェックを経なければなりませんが、そんなことは実施不可能と皆わかっています。では、漏洩リスクを無視して手続きをスキップして良いのか。しかも、現在、業務スピードおよび効率性向上の購買改善プロジェクトが走っています...こういった状況から...「人工知能(Watson)の活用へ」となったとのことです。

米空軍では、以下のような事態で人工知能の支援を得ようとしていると紹介されています。
・購買プロセスで規定違反が発生していないかを確認し、購買スタッフに報告させる
・サプライヤーに対して、入札してもらうに適した案件をガイドする

Watsonに学習させる作業が、これからApplied ResearchとKalScott Engineeringの2社の協力で行われ、2018年稼働見込みとのことです。

その他の参考記事:
https://www.rt.com/usa/336177-usaf-watson-computer-procurement/

こんな風に、人工知能が購買業務にどのように適用されるのかの事例が徐々に報道されて、具体的な購買業務への活用イメージが、明らかになっていくのだろうなぁと思います。

米空軍、調達規定が分厚すぎて人手対応不能なため、「助けてWatson(人工知能)」-Washington Post #COBUY...

It's購買系さんの投稿 2016年3月18日