調達購買関連 最新トピックス |
Supply & demand Chain Exectivesが今月の指標として納期遵守率データを紹介 (2016-03-23) | ||
Supply & Demand Chain Exectivesでは、ベンチマークデータ提供会社APQCから提供を受け、昨年から毎月1つずつサプライチェーン指標を紹介しています。その中には、購買業務関連指標も含まれます。 今月(3月18日提供)は、「指定納期遵守率」でした。買い手がサプライヤーに発注した際に、予定されている納期通りに納入される率です。サプライヤーの納期回答期日通りに納入されたかの回答納期遵守率とは違うようです。 指定納期遵守率が守られない原因には、サプライヤーでの欠品や取扱ミスなどのサプライヤー起因のものもあれば、納期要求が短すぎる緊急発注など買い手起因の場合もあり、分解しての原因分析が必要になります(回答納期遵守率とは区分して管理する必要があります)。 上記の3月の指標以外にも、購買業務に関するものとしては、以下が過去紹介されていました。コメント欄に日本語訳を添えて収録します。 ・買掛金支払から売掛金回収完了までの日数(2015年12月) ・購入材料の平均納入リードタイム日数(2015年9月)) ・スケジュールにない設備ダウンタイム(2015年8月) [サプライヤー工場を見る際の参考になると思います] 指標が時々掲載されると、それなりに見入ってしまうため、面白い試みと感じています。 なお、APQCは多数の母数企業・団体からデータを集めているのが特色で、サプライチェーン関連では2500社以上から収集したデータを使っています。そのため、ベンチマーク用データの1つとして、コンサルティング会社のデータ購入先となることが多いところです。
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