日本の経営者は、自国サプライヤー群に大きな信頼を置いている(グローバル製造業競争力調査)

日本の経営者は、自国サプライヤー群に大きな信頼を置いている(グローバル製造業競争力調査) - Deloitte (2016-04-16)
デロイトコンサルティングより、92ページに及ぶ読み応えがあり、かつ興味深い内容のレポート「グローバル製造業競争力インデックス」が発表されました。500社を越える主要製造業の経営陣への調査結果をまとめたものです。その24ページに「サプライヤー網」に関する記載があり、以下の項目で自国のサプライヤー群をどう評価するかの調査結果が掲載されています。この調査自体は、世界経済フォーラム(World Economic Forum)が実施したものですが、Deloitteが調査対象とした経営者が「サプライヤー網」は製造業競争力の4番目の重要要因と考えているため、この引用が行われています。 [調査項目] ・品質:自国サプライヤーの品質をどう評価するか・サプライヤー数の充足度: 自国サプライヤーの数は足りているか・産業クラスターの発達: 新規事業開発(R&D)に寄与するサプライヤー産業クラスターは量および質の両面で十分か産業クラスターで米国・ドイツにわずかに劣るものの、上記３項目ともに、日本の経営者は自国サプライヤーに大きな信頼を寄せている結果になっています。なお、このレポートは、それ以外の部分についても非常に充実した内容になっています。グローバル調達を考える際の参考になる部分もあります。