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IT製品の購入を調べてみると、最大で原価の11倍のマージンが乗っていた-CIPS/KnowledgeBus (2016-07-02)

CIPSのニュースが、KnowledgeBusITのレポートを引用して紹介しています。
それによると、英国でのIT製品(モノ)の購入単価は、そもそものコストにかなり大きな幅のマージンが乗せられたものになっているとのことです。

最大の例では、SDメモリーカードの購入で、原価の1,095%のマージンが乗っていたとのこと。その他、プリンターに989%のマージンが乗っていた電話会社、IT周辺機器に962%が乗っていたNHS(Brexitで話題になっていた英国医療サービス)などの事例が上げられています。

業種別に見ると、コンサルティング35%、ユーティリティ28%、教育25%、石油24%の平均マージン率とのことで、KnowledgeBusITはそもそも3%程度に抑えられるのではとしています。

その対策としては(ある意味月並みですが)、以下の3点があげられています。

1.過去見積との比較ができるツールを導入し、交渉者にしかるべき権限を与えて効率的にプロセスを進める
2.本体価格とコストを分離した契約とする(透明性に欠ける一括込み契約にはしない)
3.市場の価格トレンドをしっかりと把握しておく