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製紙各社、「森林認証」対応急ぐ 国内工場で相次ぎ取得-日本経済新聞 (2016-07-11)

消費財メーカーなどが環境配慮型製品の調達を増やしていることに対応して、製紙各社が森林認証制度の取得を加速していることが報じられています。

・王子HD傘下の王子マテリア9月、11工場で一斉に国際的な認証制度「FSC」を取得することで、グループの全26の製紙・段ボール工場で取得が完了する。
・大王製紙グループの大王パッケージなどの6工場で新たにFSC認証を得る(これまでは3工場のみにとどまっていた)。
・レンゴーも15年に段ボール関連の全工場で取得済みで、グループ会社に拡大する。

この背景にある消費財メーカーなどが環境配慮型製品の調達傾向は、次のように紹介されています。

・花王は16年末には使用段ボールの半数を認証品にする方針。
・日本マクドナルドも20年までに国内の紙製容器包装を全てFSC認証品に切り替え。
・味の素やキリンホールディングス、三井住友信託銀行などは認証品などを積極的に使って環境貢献を目指す協議会を13年から運営
・東京五輪でも建築用木材をFSCなどの認証材の使用を促す調達方針が出る見込み

なお、森林認証については6月22日の「森林認証でリスク管理(ビジネスQ&A)- グリーン購入ネットワーク事務局長深津学治氏-日経産業新聞」で解説されています。
そのURLは以下。
https://www.facebook.com/itscobuy/posts/1197146396983269