ＧＭの19工場がサプライヤー倒産で生産停止危機、サプライヤーはＧＭの採算に合わない契約で倒産と非難-Wall Street Journal (2016年7月12日)

ＧＭの19工場がサプライヤー倒産で生産停止危機、サプライヤーはＧＭの採算に合わない契約で倒産と非難-Wall Street Journal (2016-07-12)
サプライヤーの倒産により部品も金型も差し押さえられたため、ＧＭの19工場が生産停止危機に瀕しているとの報道が、7月11日のウォール・ストリート・ジャーナルに掲載されています。 115年の社歴がある家族経営の内装サプライヤー Clark-Cutler-McDermott社が民事再生倒産を選んだため、金型を取り戻すことさえもできず、数十億円の損害が発生が予想されています。 Clark-Cutler-McDermott社は175部品をＧＭに納入し、総売上の8割をＧＭに依存していたとのことですが、民事再生倒産を選んだ原因は1日3万ドルも赤字を垂れ流すＧＭとの契約のおかげだとＧＭを非難しているとのことです。一方、ＧＭ側は供給契約をないがしろにして、倒産を選ぶとはと、シングルソースにしていたClark-Cutler-McDermott社の態度を避難しているとのことです。なお、ここ数年は米国で自動車部品サプライヤーの倒産は少なかったとのこと。