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トヨタの原価低減要請で部品メーカーの本音-日刊工業新聞(ニュースイッチ) (2016-08-08)

トヨタが取引先部品メーカーから購入する部品価格の引き下げ幅を、16年度下期(10月―17年3月)からさらに拡大する方針とのことです。

トヨタ側としては、年2回の定期交渉の今回でさらなる引き下げを求めるとともに、サプライヤーと一緒になって設計の改善、つくり方の改善を含めて部品の原価を下げるTPS活動の強化を打ち出しています。
一方で、サプライヤーの仕入先に転嫁できない、海外展開をしているサプライヤーにとって以前のように為替リスクをトヨタが負担できないのに円高を理由にするのはいかがか、との声も上がっているとのことです。
なお、14年度下期~15年度上期は、トヨタ利益還元(トリクルダウン)の考え方から価格改定を一律見送りしたものの、トリクルダウン効果は3次、4次までは行き渡らず、トヨタの競争力向上維持のために15年度下期から引き下げ再開、16年度下期は引き下げ幅拡大の方針とのこと。