社説／海外の「評判」リスク−取引先の劣悪労働や自然破壊に目を-日刊工業新聞(2016年8月23日)

社説／海外の「評判」リスク−取引先の劣悪労働や自然破壊に目を-日刊工業新聞 (2016-08-23)
8月17日の日刊工業新聞社説(無料記事)に、企業の海外調達網での対応の是非が企業の「評判」リスクに関わるとして、トヨタおよび英国での法制化動向がまとめられています。サマリーは以下: トヨタは世界自然保護基金の生態系維持の観点で栽培された天然ゴム認定基準に参加し、この基準を満たした天然ゴムを調達するようにタイヤメーカーに呼びかける。生物の多様性を維持し、原住民への不当対応に関係しない調達の促進により、レピテーション（評判）リスクに対応する。英国では劣悪な労働環境への懸念から、１５年に「現代奴隷法」を施行した。調達先に児童労働や強制労働、人身売買がないかを確認・教育するとともに、その状況を公開することを、日本企業の英国子会社も含めて求めている。