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日立、円高対応で1700億円の原価(含:調達額)低減-日本経済新聞 (2016-08-30)

円高によりトヨタの営業利益4割減などの発表などがありましたが、日立も想定為替レート110円を上回る円高を受けて、営業利益で15%減の期初連結業績予想を維持するために、原価低減1700億円分を含む2000億円のコスト圧縮を予定している報道がありました。

その施策としては、以下があげられています。
・材料面では連結全体に対する海外からの調達比率を16年3月期の約43%から約44%と1ポイント高め、現地の安価な材料の活用度合いを高める。
・円高に備えるため日本からの輸出量も減らす。
・工場の生産期間の短縮や製品の設計段階からの見直しも進める。

円安をベースにした業績拡大期から、さらには米国の金利引上げも含めて、購買業務でも潮目が変わってきたように思われます。