ＶＭ、サプライヤーに対する調達戦略を再考へ-ロイターほか (2016年9月11日)

ＶＭ、サプライヤーに対する調達戦略を再考へ-ロイターほか (2016-09-11)
少し遅くなりましたが、契約打ち切りを通告したサプライヤーからの納入停止を受け、工場の生産が停止したＶＷが、サプライヤー対応戦略を見直すと発表したことが話題を呼んでいました。記事のサマリーは、以下のようになります。・ＶＭは、排ガス不正での収益低下の影響もあり、シングルサプライヤーへの集約を進め、コスト削減を進めてきたが、すべてのサプライヤーとの契約内容を再チェックするとのこと・かつて自動車メーカーは、若干のコスト高になっても、マルチソーシングにより特定サプライヤーへの過重依存を避けていた。・しかしリーマンショック以降は、社外への開発・製造の依存度が高まり、かつ電子化や自動運転などの技術的な社外依存も増している。・さらに、サプライヤーの合併・連携により、サプライヤーが大企業化して、自動車メーカーに対抗できる力をつけてきたという、力関係の変化がある。 ========= かつては、米国などの自動車業界といえばサプライヤーに強硬な姿勢で臨む代表業種のような見方がされていたと思いますが、不正問題の渦中とはいえ、世界有数規模の自動車メーカーであるＶＭへのサプライヤー供給停止という事態は、以下のHuffinton Postなどを含め、幾つものメディアで取り上げられています。 (参考記事)VW: It’s Time To Change Your Buyer Behaviour(買い手の振る舞いを改めるべきときだ)-Huffinton Post http://www.huffingtonpost.co.uk/richard-gane/vw-its-time-to-change-you_b_11691210.html?utm_source=Newsletter&utm_medium=email&utm_content=%5BAOP+Linkfest%5D+The+Big+%28and+Alarming%29+Procurement+Disconnect&utm_campaign=Linkfest+082716