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安い人件費を求めて生産地が世界を巡る:イヴァンカ・トランプの靴はエチオピア製になるのか-マッキンゼーアパレルCPO調査 (2016-10-11) | ||
ドナルド・トランプの事業後継者と目されている、長女のイヴァンカ・トランプは自分の名前を冠したファッションブランドを持っていますが、その製造先は中国からエチオピアにシフトするのではないかと、トランプ候補の反自由貿易傾向にも引っ掛けた記事を、エチオピアの現地メディア"Nazret.com"が報じています(トランプは中国輸入品に45%の関税を課すと言っているが、エチオピアからは無関税だ...等も含めて)。 この元になっているのが、コンサルティグ会社マッキンゼーのアパレル製品調達先に関するCPO調査(隔年実施)になります。 労働集約型で人件費に敏感なアパレル産業は、従来は中国に集積していました。それが、2013年調査では、中国から移転すると回答したCPOが72%に達しました。 さらにその移転先トップ3も、2011年はバングラデッシュが80%の回答を集めていたのに、2013年にはアジア各地に多様化しました(図2)。 それが2年後の2015年になると、アフリカ諸国、特にサブサハラのエチオピアが回答を集めたことで話題になっていました(図3)。 それを受けての"Nazret.com"の報道となっています。 メキシコへのニアショア化が話題になる一方で、人件費に敏感な労働集約型産業(アパレル以外にはワイヤーハーネスなども)は、より人件費の安い地域を求めて、世界中を動き回る状況が予測されています。 [関連資料] East Africa: The next hub for apparel sourcing?-Mckinsey: http://www.mckinsey.com/industries/retail/our-insights/east-africa-the-next-hub-for-apparel-sourcing McKinsey’s apparel CPO survey 2015 http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwjX2-rwzNLPAhVM4IMKHRiiBLAQFgghMAA&url=http%3A%2F%2Fwww.mckinsey.com%2F~%2Fmedia%2Fmckinsey%2Fdotcom%2Fclient_service%2Fretail%2Fpdfs%2Fsourcing_in_a_volatile_world_the_east_africa_opportunity.ashx&usg=AFQjCNFuMyr3YWQER0Nh922Q9BhK4KIoWg&sig2=UDg0oFRJMcEPrnbf8HksEQ: McKinsey’s apparel CPO survey 2013: http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwjpn6jHzNLPAhUI4mMKHSRQDGAQFggeMAA&url=http%3A%2F%2Fwww.mckinsey.com%2F~%2Fmedia%2Fmckinsey%2Fdotcom%2Fclient_service%2Fretail%2Farticles%2Fthe_global_sourcing_map_balancing_cost_compliance_and_capacity.ashx&usg=AFQjCNHqrGEQbr6VhzbZnsJG4-sD7usEYA&sig2=UecR7Ir3zkj1AzRTv6QHBg |