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InBevとSABのビール2社巨大合併のコスト削減効果の25%は購買が生み出す-WSJ (2016-10-26)

日本でコカ・コーラとキリンの提携が報じられていますが、10月18日のWall Street Jounalでは、ビール首位のAB InBevによる第2位のSAB Millerの買収によるコスト削減効果の25%(約360億円)は購買により生み出されるとの報道がなされました。

すでに、CIPSのSupply Management News(リンクは下記参照)が2015年に買収話が持ち上がった時点で、以下が報じられていました。
・コスト削減の20%は購買によるものである。
・材料や容器の集中購買に加えて、例えばSABの購買通過購入率を現行の69%から90%に向上する統制強化によって、効果を出す見込み

今回のWall Street Journalは25%が購買によるものと想定しています。

また、これまでの買収効果(購買効果を含めた全体効果)実績は、2008年にInBevがAnheuser-Buschを買収した際には、当初目標額の1.5倍に、2011年のGrupo Modeloの買収時には約1.7倍に上振れしたことから、今回も目標の2倍になるのではないかとの予想もあるとのことです。

参考:AB InBev and SABMiller anticipate £1.4 billion savings through £71 billion merger
https://www.cips.org/supply-management/news/2015/november/ab-inbev-and-sabmiller-anticipate-14-billion-savings-through-71-billion-merger/

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