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複数のNGOが連名で東京オリンピックの建築木材調達でのリスクに意見書をIOCに提出-Supply management(CIPS)他 (2016-12-08)

12月6日に、44のNGOが連名で「2020 年東京オリンピックに違法で持続不可能な熱帯木材が使用されるリスクについて」という件名の公開書簡を、国際オリンピック委員会(IOC)に提出したことが報じられました。

以下のような主張が行われています。

・熱帯林の違法かつ持続不可能な木材が使われて、環境破壊(生物多様性、気候変動)や人権侵害(森林地域コミュニティへの深刻な影響)が懸念される。
・しかし日本政府及び東京2020大会関係者による、このようなリスクを軽減するための取り組みはまったく不十分である。
・オリンピックが目指す持続可能性の実現という目的を確 実に達成するために、IOCの即座の行動を求める。

国立競技場は木材を大量に使用するデザインとなっていること、および近年のオリンピックが持続可能性を尊重することをうたっていることを考慮すると、企業としても木材調達などを含めた調達での持続可能性を考慮しておくことが求められてくるかと思われます。

どのような主張が行われているかの参考にもなる公開書簡(日本語版)のURLは以下。
https://www.fairwood.jp/news/pr_ev/2016/161206_pr_ngoletterIOC_jp.pdf

この公開書簡に関する概要をまとめたフェアウッド・パートナーズの記事URLは以下。
https://www.fairwood.jp/news/pr_ev/2016/161206_pr_ngoletterIOC.html