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サムスンが移民労働者雇用に関するガイドラインを新たに作成して公開-Tech Crunch (2016-12-13)

移民労働者不適正労働の告発を受けて、サムソンとパナソニックが実態調査に入った旨の報道が、11月末にThe Gardianでありました(https://www.facebook.com/itscobuy/posts/1338129626218278)。

その対応として、サムソンは告発事項を確認したサプライヤーの1社と取引を停止する措置を取るとともに、同様の事態発生を防ぐ目的で「移民労働者雇用に関するガイドライン(Migrant Worker Guidelines)」を12月12日新規作成して発表、即日発効しました。

サムソンのコーポレートニュースリリースによると、このガイドラインはNGO"Business for Social Responsibility (BSR)"のアドバイスの元に作成され、サムソンおよびそのサプライヤーに対して適用されます。

マレーシアでのネパール人労働者の問題が先月末に多数報道され、その中に日本企業であるパナソニックの名前が入りました。サムソンの迅速な対応を受けて、既に報道されたパナソニックだけではなく、EICC加盟の電機企業、さらには東南アジア地区のサプライヤーと取引がある多くの日本企業でも、対応検討の可能性が生じるものと思われます。

(参考資料)
Samsung Migrant Worker Guidelines(PDFのガイドライン本文)
http://www.samsung.com/us/aboutsamsung/sustainability/sustainablemanagement/download/Samsung_Migrant_Worker_Guidelines.pdf

ニュースリリース:Statement on Introduction of the Samsung Migrant Worker Guidelines
https://news.samsung.com/global/statement-on-introduction-of-the-samsung-migrant-worker-guidelines