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コマツ、協力会社とIoTで連携、生産一体化で機械半減、タブレットで管理容易に-日経産業新聞 (2017-01-23)

1月23日の日経産業新聞にコマツが協力会「みどり会」の各社とIoTで連携することが掲載されましたが、その狙いに特色がありました。

企業間SCMの概念は2000年代初めから既にあり、ようやくIoTが技術が追いついていたかの感がありますが、多くは生産スケジュール連動やチェーン内滞留品削減を主な理由にしていたように思えます。

それに対して、この記事では以下のような設備コスト(導入投資および保守管理コスト)の削減を狙いとしてあげています。

「工作機械が稼働せずに休眠している時間を減らし、1台あたりの稼働率を高めることで、5年以内にコマツや協力会社が全世界に有する工作機械の台数を半減する計画だ。設備の保守管理コストを減らし収益性を高められる。」

そして、設備コスト(導入投資および保守管理コスト)の削減分は、サプライヤーの収益性だけではなく、購買価格低減の原資にも結びついてくると想定できます。