Blog"   調達購買関連 最新トピックス
キヤノン、ケムシェルパ本格運用−6月末めど全製品で情報入手-日刊工業新聞 (2017-02-01)

国内外のサプライヤーからの化学物質情報収集方式を、キヤノンが経済産業省主導の標準化学物質情報伝達方式「ケムシェルパ」に切り替えたことが報道されています。

一次取引先は全世界で3300社以上で、コンデンサーや抵抗器など標準部品から始め、6月末までに全製品でケムシェルパの調査票様式での収集に切り替えるとのこと。またすぐに切り替えられないサプライヤーからは当面は従来方式で情報を受け取るとのことです。

昨年10月から収集情報を社内システムに連携する試行運用がうまく行えたため切り替えたとのことで、本格稼働の最初の事例んあるとのことです(他の大手電機メーカーでは、これまでも報道された切り替え時期が後送りになる傾向が出ていました)。

経済産業省は2018年度中にケムシェルパへの切り替えを目指す方針で、対象調達先1万社とも言われるパナソニックは2018年3月までに切り替える予定。またNECもケムシェルパ対応システムを4月に稼働させ、経済産業省の期限に間に合わせる予定。

このように2017年はケムシェルパ対応が本格化する見込み。