素材に値上げの波、日本製紙、印刷用１５～２０％上げ、資源高騰、鋼材・樹脂も-日本経済新聞 (2017年2月21日)

素材に値上げの波、日本製紙、印刷用１５～２０％上げ、資源高騰、鋼材・樹脂も-日本経済新聞 (2017-02-21)
2月21日の日本経済新聞朝刊に、資源価格の上昇と円安基調の進展などから主要素材に値上げの動きが広がりつつあるとの記事が掲載されています。原油相場の復調と円安による輸入物価の押し上げを主な要因として、価格上昇期に転じてきているとの報道です。・日本製紙は４月出荷分から印刷用紙の流通業者販売価格を15～20%値上げ、コピー用紙を含む情報用紙も10%以上値上げ予定。デジタル化による需要不足はあるが、石炭や重油といった原燃料価格の上昇に伴う製造コストの増加分を転嫁予定。・(東京オリンピックに向けて価格上昇が見込まれている)建築資材のH型鋼も、原油や石炭、鉄鉱石といった資源価格上昇を理由に新日鉄住金が1月まで3ヶ月連続で値上げ継続中。(※鋼板については別記事にてまとめます)。・食品容器に使うポリスチレン樹脂は１月に４％値上がりし、２月上旬にも再値上げを表明。・日経商品指数４２種（１９７０年＝１００）も昨年１１月末から1月末まで前年比でプラス継続で、指数は１年半ぶりの水準を回復。・原油相場の復調と円安による輸入物価の押し上げが主な要因で、日銀の１月の国内企業物価指数は前年同月比で１年１０カ月ぶりにプラスに転じた。参考)鋼材・樹脂、値上げ攻勢～素材各社、外需増・資源高で強気-日経産業新聞(2017年1月31日) https://www.facebook.com/nikkei.bizdaily/photos/a.780706898627267.1073741828.762700177094606/1404019156296035/?type=3