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トヨタの部品会社向け鋼材支給価格3年半ぶり上げ、トン当たり1万4000円-日本経済新聞/日刊工業新聞 (2017-02-21) | ||
2月17日と18日の日本経済新聞と日刊工業新聞で、素材価格の先行指標となるトヨタと大手鉄鋼会社との間の2017年度上期の鋼材支給価格が約2割強引き上げられるとの報道がありました。 日刊工業新聞の報道では、「価格改定により熱延鋼板は前期比22・4%高のトン当たり7万6500円前後になる」としています。かなり大きな値幅での改訂になっています。 これについては、16年10―12月期で鋼材1トン当たり1万円、さらに17年1―3月期で同1万円のコスト負担増が発生しているとの2月16日の日刊工業新聞の報道があり、原材料価格の上昇分の転嫁とのことです。 世界的に鉄鋼需要が減少、鉄鋼原料価格の下落から価格引き下げ傾向にあった市況の風向きが変わってきており、日本経済新聞では「収益悪化懸念が強まるのは確実で、一層のコスト削減が求められる。」で記事を結んでいます。 (トヨタ鋼材支給価格推移) 2017年度上期(4~9月)は22.4%の引き上げ 2016年度下期(10月~17年3月)はほぼ横ばい 2016年度上期(4月~9月)は約4.6%の引き下げ 2015年度下期(10月~16年3月)は約8.6%の引き下げ 2015年度上期(4月~9月)は横ばい 2014年度下期(10月~15年3月)は横ばい 2014年度下期(10月~15年3月)は3%弱の引き下げ 参考) トヨタ、鋼材支給価格トン当たり1万4000円値上げ | 自動車・輸送機 ニュース-日刊工業新聞(2017年2月17日) http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00417690 トヨタ、支給材大幅値上げ 鋼材流通業者は「歓迎」-日刊工業新聞(2017年2月17日) https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00417669 新日鉄住金、鋼材値上げ進捗−コスト上昇分、車向けなど想定水準-日刊工業新聞(2017年2月16日) http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00417514 |