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シャープ、鴻海流で調達改革、今期、3期ぶり経常黒字へ、不利な契約条件見直し、太陽電池の採算改善-日本経済新聞 (2017-02-21)

シャープが太陽電池用ポリシリコンの原材料調達契約を変更したことにより、市場価格よりも高く購入する長期契約の「負の遺産」を解消し、それに当てていた引当金を解消したことで、営業赤字である太陽電池事業の黒字化を達成し、全社としても経常黒字化を達成見込みとの報道がありました。

経営危機で足元をみられ、市況より高値の不利な契約が締結され、「粘り強い姿勢で交渉に臨むよう心がけてほしい」との戴正呉社長の昨年の言葉に即した行動の結果とされています。

日本経済新聞では、ある事業本部から「これまでコストダウンに応じたことのない取引先だから不可能だ」と報告を受けても認めず再交渉させ、結果的に11%も抑えた例があったとの事例をあげ、日産自動車のゴーン改革と今回の鴻海流との類似点は多いとしています。

参考)シャープの通期予想、3期ぶり経常黒字−調達見直しで99億円-日刊工業新聞(2017年2月20日)
http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00417805