クラウドは候補外、旭化成が購買システムを全面刷新-ITPro (2017年2月28日)

クラウドは候補外、旭化成が購買システムを全面刷新-ITPro (2017-02-28)
旭化成が購買システムの刷新にあたって、クラウド型購買システムを使わない決定をした旨の記事が、日経BP社のITProに掲載されています。サマリーは以下。・旭化成は購買システムの刷新プロジェクトを2017年4月に開始し、2020年3月までに稼働させる(現行システムは、独自開発で2010年に稼働)。・ユーザーは旭化成グループで直接材と間接材の購買に関係する約5000人。・新システムには業務パッケージを採用し、稼働環境更新毎の手直し負荷を不要化する。。投資金額は数億円を見込み、現在はベンダー選定中。・基幹系システムにSAP製のERPを使っているのでSaaS（ソフトウエア・アズ・ア・サービス）はAribaが選択肢になるが、「ライセンス費用が当社の予算に見合わなかった」とのこと。・IaaS（インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス）は、グループ会社が所有するデータセンターを使うので不要。化学業界で多額の石油化学原料を購入するなどの特殊事情があるのかなど詳細は不明ですが、業界を代表する企業の決定として留意しておく必要がありそうです。