三菱電、世界規模で調達改革　拠点データ見える化、原価低減加速-日刊工業新聞 (2017年5月15日)

三菱電、世界規模で調達改革　拠点データ見える化、原価低減加速-日刊工業新聞 (2017-05-15)
5月12日の日刊工業新聞の1面トップ記事で三菱電機の達改革が報じられています。三菱電機は、以下の施策を実施することで、国内外の生産拠点をまたいだ一括調達を進めていくとのことです。・各拠点の資材調達データを収集・管理する共通ＩＴプラットフォーム（基盤）を９月までに導入する。関連会社を含めた国内拠点から始め、次に中国のＦＡ工場、タイのエアコン、エレベーター、車載機器の３工場へと導入後、さらに世界各拠点に展開していく。・これにより、拠点横串で調達データを見える化し、複数の製品に共通する資材について国内のマザー拠点と海外拠点が連携して一括調達する。また地域内の各拠点での調達データを比較し、購入条件改善にもつなげる。・これまでは、各拠点独自システムが導入され、拠点をまたぐ形でのデータの取り扱いに手間がかかっていたのに対し、共通ＩＴ基盤を数億円かけて開発した。・また、海外の生産拠点の調達業務をサポートする部署「資材企画室」を１５年に米国、中国、シンガポール、タイに設置。１７年４月には英国にも新設して、各地域の原価低減にも取り組んでいる。