下請取引改善、車業界先行もティア２以降は波及に時間−企業庁調査-日刊工業新聞 (2017年6月22日)

下請取引改善、車業界先行もティア２以降は波及に時間−企業庁調査-日刊工業新聞 (2017-06-22)
6月20日の日刊工業新聞で、6月19日の「下請等中小企業の取引条件改善に関する関係府省等連絡会議」に示した取引調査員のヒアリング状況の記事が掲載されています。それによると、ヒアリングの対象になった自動車業界(完成車や自動車部品産業)では、以下のような変化が見られるとのことです。・現金払いになったとの声が多数聞かれるようになった。・ただし、２次下請け（ティア２）以降にまで現金払いが「広く浸透するまでには至っていない。」・口頭での発注総額の一定比率の原価低減方式から、個別品目ごとに書面で根拠を提示されるようになった。・親事業者からの金型制作費の支払いが２４回払いとされている。これにかかる材料の支払いは翌月なので下請け事業者の負担が重いとの、下請法上問題になりそうな事例報告もあった。・電機・情報通信機器、建設機械などの業界から説明は、今後求める方針。