車メーカー調達担当に聞く（３）スバル執行役員調達本部長・小林達朗氏-日刊工業新聞 (2017年7月27日)

車メーカー調達担当に聞く（３）スバル執行役員調達本部長・小林達朗氏-日刊工業新聞 (2017-07-27)
日刊工業新聞に連載されている「車メーカー調達担当に聞く」の第3回目として、スバルの小林達朗調達本部長が、7月26日に掲載されました。その概要は以下。・2018年から米国現地生産を始めるＳＵＶ「アセント」については、レガシィやインプレッサなどと同様に、基幹部品以外は現地調達する調達戦略に変わりはない。・電動車両や自動運転など次世代車向け調達に対しては、４月に調達本部内に次世代車に必要な先進技術や部品情報を集める専任担当者を配置し、先行開発会議への参加など早期から技術本部と情報共有している。・新規サプライヤーとの取引増加に伴う課題としては、大手に対して購入額が少ない不利がある中、力を割いてもらえるような『スバルと一緒に仕事をして良かった』と思われる関係づくりを徹底していきたい。・１７年度の調達方針では品質向上を最優先テーマとし、調達本部の専門チームが重要保安部品を手がけるサプライヤーを中心に訪問し課題を共有する活動などで、一緒に改善をすすめる支援をサプライヤーに提供する。・コスト低減については、新車台の採用車種拡大による部品や生産設備の共通化、先行開発の段階からのサプライヤーと一体化した活動などの寄与を想定。