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車メーカー調達担当に聞く(4)ヤマハ発動機上席執行役員調達本部長・井上雅弘氏-日刊工業新聞 (2017-08-04) | ||
日刊工業新聞で毎週水曜日に蓮蕾されている「車メーカー調達担当に聞く」で、8月2日はヤマハ発動機が取り上げられました。 概要は以下。 ・売上高2兆円、営業利益率10%が目標とする中期計画で、調達部門では3年間で600億円のコストダウン、購入材料費5%の圧縮を掲げたが、ちょうど期間の折り返し点にきた現在、ほぼ予定通りに進んでいる。 ・中期計画では、ベースとなるプラットフォーム(PF)で複数モデルを展開するPFモデル開発と、価値を生まない作業を減らす理論値生産の二つを両輪としているが、サプライヤーにもPFコストダウン活動が定着し、かつ理論値生産も国内外サプライヤーで拡大中。 ・理論値生産の根付かせるために、ロスの減らし方や取り組みをパッケージ化、ヤマハ指導者によるサプライヤー現場指導、サプライヤーを集めた会合での成果発表などを実施。日本はほぼ完了し、海外が対象となっている。 ・設計の初期段階から理論値で検討し、システム開発につなげるのが次の目標になるが、従来の自社内生調技一体に、取引先の知恵も加えた“四位一体”の取り組みに挑戦していく。 ・人材育成面では、従業員一人ひとりが品質への高い意識と責任を持つ“私がヤマハ”活動をサプライヤーにも広げていきたい。グローバル人材の登用も進める。 |