トヨタ、車用鋼材１年半ぶり値下げ　部品会社向け-日本経済新聞 (2017年8月24日)

トヨタ、車用鋼材１年半ぶり値下げ　部品会社向け-日本経済新聞 (2017-08-24)
トヨタが系列部品サプライヤーに有償支給する自動車用鋼材の2017年度下期（10月～18年３月）の価格が上期（４～９月）に比べて見込みと、24日の日経新聞朝刊1面で報じられています。概要は以下。・下げ幅は１トン当たり５千円前後で、引き下げは１年半ぶり。・鉄鋼主原料の原料炭価格などの価格下落を反映して、トヨタと鉄鋼メーカー(新日鉄住金など)で交渉の結果決定。・トヨタの支給鋼材調達価格は、その他業界の鋼材値決めの指標となるため、他業界でも鋼材価格の購入コスト低減が見込める。 ※なお、トヨタの鋼材有償支給価格は以下のように推移しています。 2017年度上期に鉄鉱石と原料炭の相場上昇分を、鉄鋼メーカーようやく価格転嫁しましたが、４～６月に原料炭価格が約３割下落し、その反映で、また引き下げとなります。 (トヨタ鋼材支給価格推移) 2017年度下期(10～18年3月)は5%強(推算)の引き下げ 2017年度上期(4～9月)は22.4%の引き上げ 2016年度下期(10月～17年3月)はほぼ横ばい 2016年度上期(4月～9月)は約4.6%の引き下げ 2015年度下期(10月～16年3月)は約8.6%の引き下げ 2015年度上期(4月～9月)は横ばい 2014年度下期(10月～15年3月)は横ばい 2014年度下期(10月～15年3月)は3%弱の引き下げ参考)トヨタ、下期の支給材4000円下げ　鉄鋼、販売戦略に影響必至-日本工業新聞 https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00440652