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購買担当者がもっとも心配していることは自由貿易の阻害・制限と、ベロアの新レポート-Spend Matters (2017-08-29)

リスク情報も含めた情報提供会社大手のBeroe社が新レポート「購買担当者は何を心配しているのか?(What worries Procurement Professionals?)を発表しました。このレポートは全世界の購買担当者200人を対象に調査されたのもで、その結果、最も心配すること(懸念事項)の上位3つは以下のとのことです(図1)。

第1位:自由なグローバル取引の阻害・購入制約(55%)
英国のEU離脱、トランプ政権が進める保護貿易化(TPP離脱やNAFTA見直しなど)の影響が懸念されています。
ただしアジア・太平洋地域は、「判断保留」が38%と、他地域に比べて出足が遅れている状況です(図4)

第2位:デジタル化による業務自動化と仕事の喪失(35%)
9割がデジタル化が業務に影響を及ぼす/強く影響を及ぼすと回答し、それに対応したスキルアップの必要に同意する/強く同意するは96%になるなど、大きな関心/懸念が寄せられています。

第3位:移民政策(10%)
ただし、自国の海外移民労働者受入れ制度が大きく変わると考える者は少なく、多くの回答者はあまり影響はないとしています。

参考)レポートのダウンロードサイト-Beroe社
https://www.beroeinc.com/immigration-trade-automation-procurement-report/?utm_source=linkedin&utm_medium=SU