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中国環境規制強化が調達リスクに、車部品の調達難がGM・VW車に影響も-日本経済新聞 (2017-09-22) | ||
9月21日の日本経済新聞に、独大手精密部品メーカー、シェフラーの下請け工場が中国当局の環境規制違反で操業を停止したことにより、シェフラーで部品製造できなくなり、それがGM・VWの自動車生産に影響を及ぼす懸念が報じられています。 具体的には、上海で、シェフラーの発注先の金属加工などの中国企業が環境規制違反で操業停止を命じられたとのこと。 中国では環境問題への対応として、2015年1月に改正環境保護法が施行され、2016年を環境保護年として、環境規制の強化が図られてきています。改正法では厳格な処罰が規定され、操業停止や工場閉鎖、関係者の身柄拘束、制裁金などが定められています。工場閉鎖になった場合は、その生産拠点が消滅します。 また、中国中央政府環境監査チームが組織され、地方の企業の巡回調査も実施されています。 すでに9月15日にも中国環境規制強化が、中国経済の原則要因になっていることを日本経済新聞が報じており、その中にはっ工場閉鎖措置を受けた経営者の自殺なども取り上げられています。供給リスク管理の観点で十分に注意していく必要が生じています。 参考) German car parts supplier says China’s green campaign will slash US$45 billion from economy-South China Morning Post http://www.scmp.com/news/china/economy/article/2112333/german-car-parts-supplier-says-chinas-green-campaign-will-slash 中国経済、緩やかに減速 環境規制の強化響く(2017年9月15日)-日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM14H42_U7A910C1FF2000/ 中国における環境規制の最新動向および リスク管理 - 日中経済協会 http://www.jc-web.or.jp/jcea/publics/download/?file=/files/content_type/type019/1223/20170711103909587.pdf |