日産、英工場の隣接地に部品会社　ＥＵ離脱に備え-日経産業新聞 (2017年9月30日)

日産、英工場の隣接地に部品会社　ＥＵ離脱に備え-日経産業新聞 (2017-09-30)
日産自動車が英国のＥＵ離脱に向けて、ヨーロッパ各地から調達する現行方式を改め、英国のサンダーランド工場近隣にサプライヤーを誘致する方向であることが、9月25日の日経産業新聞に報じられています。概要は以下。・日産のサンダーランド工場は、現在は有力サプライヤーが集積する独仏や、メキシコなどから輸入する部品調達が６割になっている。・しかし物流費や納入遅延などが課題になってきた。加えて、英国のＥＵ離脱により、ＥＵ域内から英国に輸入する自動車部品にも関税がかかる恐れがある。・それに対して、工場近隣のサンダーランド市工業団地にサプライヤーを誘致していく。・17年１月の説明会には450社が参加し、日系の部品メーカーでは12社(英国初進出7社を含む)と2020年までの誘致を目指して交渉を進めている。・5200人以上の現地雇用創出を見込むサンダーランド市および英国政府が、地域整備や優遇措置指定を進めていく。・これにより、日産はサンダーランド工場の増産計画にも対応する現地一貫生産体制を整える。