バングラディシュ、ＥＵの高リスク輸入国リスト入りにより衣料品輸出の増加が止まる-日本経済新聞 (2017年9月30日)

バングラディシュ、ＥＵの高リスク輸入国リスト入りにより衣料品輸出の増加が止まる-日本経済新聞 (2017-09-30)
9月24日の日本経済新聞がＥＵの高リスク輸入国リストに入ったバングラディシュの衣料品輸出の伸びがとまったことを報じています。企業の社会的責任とともに、武装勢力伸長による輸入制限を国レベルで設ける事例が増えています。概要は以下。・各国で、バングラディシュからの航空貨物を直接受け入れることを禁止し、第３国での検査を要求するようになっている。・昨年３月に英国がハズラット・シャージャラル国際空港が国際的な治安基準を満たしていないことを理由に直接受入を禁止。昨年６月にドイツが続き、今年６月にＥＵ全体に拡大した。・2013年に米国は公縫製工場ビル(ラナプラザ)崩壊事件を受けて、一般特恵関税制度（ＧＳＰ）の優遇対象から除外したが、ＥＵも労働環境の劣悪さを理由に、除外する警告を今年3月に実施している（ただし米国はトランプ政権になって、ＧＰＳ復活を協議中）。 ※なお、企業レベルで治安状況の判断を行う際には、世界銀行の世界ガバナンス指標(World Governance Index)などが判断指標として使われます。