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海自:納入ミサイル部品の不具合放置 無償の修理期間経過-毎日新聞 (2017-10-18)

毎日新聞が17日に報じたところでは、海上自衛隊で瑕疵担保保証期間(1年以内)内に、受入検査を実施完了しなかったため、品質不備で使えなくなっているミサイル部品が10億円弱発生しているとのことです。

ミサイルは短距離艦対空誘導弾「シースパロー」(RIM162)で、海上自衛隊で最終組立するために民間企業から部品調達していますが、佐世保と横須賀の整備施設での組み立て能力の不足などで、瑕疵担保期間中に部品を組み付けての作動確認が行われず、部品不良により使用不可能なミサイルが発生しているとのこと。

サプライチェーン内での作業の同期がうまく取れていなかったことが原因と思われますが、今後しばらくはこの手の受入検査系の話題が続きそうにも思えます。