ファストリ、「ジーユー」取引先の64工場を公開　労働環境の透明性アピール-日本経済新聞 (2017年12月25日)

ファストリ、「ジーユー」取引先の64工場を公開　労働環境の透明性アピール-日本経済新聞 (2017-12-25)
12月22日の日本経済新聞朝刊で、ファーストリテイリングがＧＵ（ジーユー）の取引先縫製工場64ヶ所のリストを公開したことが報道されています。継続的な取引先の8割に当たるとのことです。アパレル大手メーカーは、バングラデッシュなどの縫製企業に下請けして、低賃金国の工場で製品生産を行うことで、コスト優位性を確保しています。しかしその労働環境が劣悪で、大規模な死亡事故(ラナプラザ) なども発生したことから、発注元のアパレルメーカーが下請けサプライチェーンに対しても責任を持つ必要が論じられてきました。これに対して、欧米企業がどの縫製工場を使っているかのリストを公表し始め、それに遅れながらもファーストリテイリングもユニクロ分について、今年の2月28日に公開していました。その際にジーユー分も年内公開とされていましたが、それが実現したことになります。日経新聞は、低価格ブランドであるジーユーは、最近問題が起こりがちなバングラデシュやカンボジアの工場が多い点も指摘しています。 (参考) ジーユー主要取引先工場リストの公開について(取引先リストへのリンクを含む)-ファーストリテイリング www.fastretailing.com/jp/sustainability/news/1712151300.html ファストリ、欧米企業に追随　取引先リスト150工場公開-日本経済新聞 (2017年3月1日) https://www.facebook.com/itscobuy/posts/1433045593393347