労働力が魅力、部材調達コストはデメリット－ベトナム進出20年のエムテックスマツムラ-日刊工業新聞 (2018年1月5日)

労働力が魅力、部材調達コストはデメリット－ベトナム進出20年のエムテックスマツムラ-日刊工業新聞 (2018-01-05)
1月5日の日刊工業新聞に自動車部品製造などのエムテックスマツムラが、ベトナムに進出した結果として、人件費にメリットは有るが、部材調達は高止まりとの実体験からのインタビュー記事が掲載されています。記事の概要は以下。・エムテックスマツムラは、中国のような現地合弁の必要がなく、単独資本進出できる国の中から、人件費の安いベトナムを選択し、1996年に進出。・進出先のタントゥアン輸出加工区(ホーチミン市内)には、当時法人税の優遇があった。・さらに人件費の安さ、ワーカーの若さがメリットとなった。半導体後工程の外観検査の目視チェックでは人件費の安さがメリットとなる。・しかし、現地調達できる材料部材は皆無で、日本や周辺国からの調達になるコスト高がある。・自動車部品の輸送は、日本経由を消費地直送に切り替えている分もある。付加価値の高い半導体は、全量空輸。