足りない時代（２）「旧素材」に思わぬ需要、ＥＶ・有機ＥＬ用が拡大電炉向けの電極など品薄に-日本経済新聞 (2018年1月9日)

足りない時代（２）「旧素材」に思わぬ需要、ＥＶ・有機ＥＬ用が拡大電炉向けの電極など品薄に-日本経済新聞 (2018-01-09)
さらに翌日1月6日には、第2回として電炉での生産副資材である黒鉛電極、ＮＯＲ型フラッシュメモリーの不足が報じられています。概要は以下。鉄筋を生産する電気炉の生産副資材の黒鉛電極が不足し、価格が急騰している。電極の主原料であるニードルコークスが電気自動車（ＥＶ）用リチウムイオン電池にも使われることで、ＥＶブームが原因と思われる。ＥＶとは無関係なはずの鉄筋メーカーが影響を受けている。「ＮＯＲ型フラッシュメモリーの供給を受けられるなら価格はいくらでもいい」とのデジカメマーカーからの注文が半導体商社にひっきりなしに届く。有機ＥＬパネルの制御にはＮＯＲ型フラッシュメモリーが使われるため、ガラゲーで需要が大きかった旧型フラッシュメモリーが逼迫した。このように、新たな用途の発生が、大幅な不足を生み出すことも起きている。