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カルソカン、ロシア現調率拡大を加速 現地企業も興味津々-日刊工業新聞 (2018-02-07)

2月7日の日刊工業新聞で、カルソニックカンセイのロシア現地調達率引き上げの活動が紹介されています。

概要は以下。
・1月29日から2月2日に群馬工場(群馬県邑楽町)などにロシア企業を招き、生産管理などについて研修を実施(2016年5月の安倍晋三首相とプーチン露大統領による日露首脳会談で合意した経済協力プランの一環)。

・マネジメントクラス以上の役職者を対象に6社11人が参加した。トータルデリバリーコスト(TDC)』を意識した体制づくりを呼びかけた。

・工場視察では、若手従業員の技能研修に加えて、ラジエーターなどの生産工程でIoT技術の適用などを見学。

・ロシア企業からは、カルソカンに対してサプライヤーの選定基準などの質問が多く出た。

・ロシア企業は生産技術(品質や生産性の向上)の点で遅れている。日本の求める品質を満たし取引できる現地企業は少ない。その対策として、ロシア産業の生産技術レベル向上の対応を行っている。

・現在の現調率は金額ベースで十数%。

・一定以上の現調率があれば、関税の減免措置を受けられる。また、為替変動リスク削減にもなり、完成車メーカーからも要望がある。

・ロシアの自動車販売は回復基調で、カルソカンのロシア工場もフル稼働状態。