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アップルのコバルト直接購入は、バッテリー調達価格の2~3%低減につながる見込み-CNBC (2018-02-28) | ||
21日のブルームバークの報道を引き継ぐ形で、22日の日本経済新聞にも報道された「米アップル、コバルトの直接購入検討 EV普及で争奪戦」ですが、同日のCNBCの報道によれば、リチウムイオン電池の製造コストを2~3%低減し、その結果2~3年間で数千億ドルのコスト削減効果が生まれるとの見込みをアナリストが示しています。 数千億ドルという巨額は、アップル製品の売上規模の大きさに起因しますが、主要部品の単価を2~3%低減できる効果は、購買業務としては相応の規模にあると思えます。 記事の概要は以下。 ・GBH Insights社のアナリストによると、直接取引はiPhoneやiPad用バッテリーのコストを2~3%低減する見込み。 ・「アップルはサプライチェーンのあらゆるものの管理を強め、統制を強めていくのではないか」とアナリストは語っている。 ・ロイターは、コバルト業界筋の情報として、アップルがバッテリー製造メーカー向けにコバルトをバイセル取引(有償支給)もしくは価格斡旋(保証)するかは不透明としている。・一方で、ブルームバーグは検討中と報じている。 ・アナリストは、供給不足からの価格高騰(2016年1月比で3倍)が進んでおり、アップルがコバルトサプライヤーをロックイン(囲い込み)するのが当然と考えている。 |