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ホームページ制作料金は受託ソフト開発事業者の方が高い-「積算資料 印刷料金2018」特集記事 (2018-03-22)

3月1日に「積算資料 印刷料金」の最新版(2018年版)が刊行されました。印刷物の見積もりの基礎ともいうべき資料で、明細分解の仕方と各明細要素の最新単価データが掲載されています。

さらに今年からは、印刷会社が簡単なホームページ制作を請負う場合は増えてきたとして、ホームページ制作料金調査も含めた以下の3つの特集が掲載されています。

1.Webサイト企画で発注者側から受注者側に伝えておきたいこと
2.クリエイティブワークのワークフロー掲載開始
3.ランディングページ制作費の見積りについて

ホームページの制作料金調査として、3番目の「ランディングページ制作費の見積りについて」が掲載されました。画像を含む静的なトップページと資料請求者の登録機能を備えた制作の見積もり結果を提示しています。

制作内容は単純なもので、特に過去に同様のものを制作したことがあれば、大した労力もかからずに制作可能と考えられるものです。

それに対して、積算資料らしく「プロセス観点」と「プロダクト観点」からの明細分解の可能性を示した後、大くくりの「プロセス観点」で見積もり提出された結果値が掲載されています。

結果は、見積価格の中央値が38.5万円、平均値が44.6万円強(大きな金額見積提出先があったことが伺えます)。また、受託ソフト開発業務を行っているところ(ソフト開発業者兼業の印刷会社)の方が、受託ソフト開発業務を行っていないところ(印刷専業)よりも見積金額を多く見積もる傾向が明確に出たことが示されています。

資料の概要は、以下からPDFで参照できます。
www.aj-pia.or.jp/pdf/insatsuryoukin2018.pdf

また、内容見本は以下よりPDFにて参照可能です。
https://book.zai-keicho.or.jp/Documents/t_pdf/7032018020201.pdf

さらに印刷料金積算には、サイト「いんさつPlaza(www.insatsu-plaza.net/)」が便利です。