年金機構、過去にない発注規模なのに業者能力を確認せずに発注、結果2割弱の入力ミス-読売新聞 (2018年3月25日)

年金機構、過去にない発注規模なのに業者能力を確認せずに発注、結果2割弱の入力ミス-読売新聞 (2018-03-25)
日本年金機構で大量の入力ミスから年金受給額が不足した事態に対し、読売新聞が原因に関する記事を出しています。それによると、原因は以下。・業務委託先のＳＡＹ企画と年金機構のこれまでの発注金額規模は数十万～数百万円。今回の1億8千万円は桁外れの金額であった。・ＳＡＹ企画は契約時の800人体制の人員を確保できず、作業開始時に確保できたのは百数十人。・そのため、一部は契約と違えて中国子会社に業務委託することになった。・残りの国内分は、通常のダブルパンチ方式ての入力ではなく、スキャナーのＯＣＲ文字読み取りでデータ化していた（さらにその結果の人手チェックも実施無かったと記事内容から想定）。このような杜撰な購買業務が行われることは稀有と思われますが、社内レポートへの引用などには使える事例かと思います。