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トヨタ、専用回線不要の共通EDI 中小向け、コスト抑え導入促進-日刊工業新聞 (2018-03-28)

3月27日の日刊工業新聞が、トヨタグループと系列部品メーカー向け受発注用共通電子データ交換(EDI)システムをインターネット経由でも利用できるようにすると報じています。

概要は以下。

・現在は、D.e-Net(トヨタグループ)/JNX(自動車業界)といった専用回線経由のサービスしか利用できなかった。

・また、1次部品メーカー各社から先(中小規模の企業も多い)の受発注は、各社独自の仕組みでの運用が多く、FAXや電話での受発注も発生していた。

・これに対し、7月からインターネット経由/クラウド活用の「ライトアクセス」を開始し、2次、3次の系列部品メーカーの受発注システムを一元化し、業務を効率化する。

・インターネット経由を可能にすることで、コストやインフラ整備の負担を抑えて小規模企業へも導入を促進する。

・受発注用共通EDI「トヨタWG共通EDI」は、トヨタ部品メーカーのワーキンググループ(WG)(トヨタは世話人)が構築し、一般社団法人「トヨタWG共通EDI推進協会」が展開を進めている。

・従来のサービスは、13年の運用開始から国内で約600社・1500拠点が導入している(3月20日公開の「トヨタWG共通EDI企業コード一覧(~2018年4月サービスイン)」には利用企業779社(掲載許可を得た企業のみ)が掲載されています)。

・トヨタWG共通EDI推進協会はタイでの実証のほかトヨタ系列以外にも採用を働きかけている(ただし、企業IDが帝国データバンク(TDB)の企業コードのため、非国内企業への展開がどうなるかは気になります)。

参考)
トヨタWG共通EDI Official Website: www.toyotawg-edi.info/html/index.html
一般社団法人 トヨタWG共通EDI推進協会: www.twg-edi.or.jp/