中国電力「資材調達、戦略的に」／取引先説明会で協力要請-電気新聞 (2018年4月23日)

中国電力「資材調達、戦略的に」／取引先説明会で協力要請-電気新聞 (2018-04-23)
4月23日の電気新聞3面に、中国電力の取引先説明会の様子が報じられました。今年度は、計画・設計段階から取引先と連携したコスト低減を追求する「上流購買」の推進・定着などの戦略的調達の実現を進めていくことが表明されたとのことです。電力業界では、昨年12月に東京電力が、競争入札の徹底の第1ステージから、第2ステージでは上流購買も追求することを表明していました。それと同様の動きが、電力他社でも進んでいるようです。記事の概要は以下。・中国電力は4月20日に取引先説明会を実施し、最初に小川副社長・購買本部長が冒頭挨拶で大きな方向性を示し、引き続いて岡部執行役員・資材部長が具体的施策の説明を実施。・中国電力は電力小売全面自由化に伴う競争激化に対応した経営効率化に対応して、取引先を重要なパートナーと位置づけ、さらなる密な連携を要請。・中国電力と取引先で互いに調整しつつコスト削減などを従来の考え方にとらわれずに実施することを依頼。・岡部部長は、「競争発注の拡大」「効率的な発注方法採用」などの具体的施策を提示。・過去5年間の資材発注額は2,700億円～4,300億円だったが、18年度は増加見込み。・18年度の調達予定件名は1,362件で、そのうちサプライヤーにＶＥ提案を求めるものは36件の予定。・17年度はＶＥ実績は81件で、そのうち優秀な2社を表彰。参考) 東電、「カイゼン」拡大　コスト構造にメス　取引先と原価低減-日刊工業新聞(2017年12月13日) https://www.facebook.com%/itscobuy/posts/1729646523733251