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情報技術への積極対応、関連部門との協業強化、人材能力強化など~Ardent Partnes(CPO Rising)が2018年の購買状況年次レポートを発表 (2018-05-09)

Ardent Partnes(CPO Rising)が4月にレポート「CPO RISING 2018: THE AGE OF INTELLIGENCE」を発表し、Webinarで内容を紹介しています。
(Webinarは録画が提供されています)

レポートのための調査は、以下の3つを目的として行われ、CPOや購買上級職324名の回答結果(うち17名はインタビュー)に基いています。
・2018年(およびそれ以降)のCPOの戦略、業績目標、意図を把握する
「購買の現状」に関する明解で包括的な概要把握を行う
・トップクラスの成果をあげるための戦略や施策を明確にする

その結果、現状を以下のように整理しています。
=2018年の事業面からのCPOへのプレッシャーのトップ5=
・購買の実現価値や業績をより一層に伝達する
・さらなるコスト削減機会を見つけ、削減を実行する
・購買業務活動を事業目標やニーズに連動したものにする
・さらなる実現価値のためにデータ管理を改善し、先進的分析を適用する
・全般的な効果と影響力を増加させる

=2018年の戦略のトップ6=
・情報技術の適用改善(新技術導入 かつ/もしくは 既存技術改善)
・事業部門とのコラボレーション改善
・ステークホルダーとのコミュニケーション改善
・ポリシーやプロセスの強化
・スタッフの能力改善
・サプライヤーとのコラボレーション改善

=2018~2020年での活動目標対象のトップ5=
・先進的な分析ツールの適用
・コスト削減
・まったく新規の/現在のものを改善する情報技術の導入
・人材
・プロセス
・サプライヤー

=2018年の実施時の障害のトップ5=
・予算制約
・スタッフ(数)や業務遂行能力の制約
・プロセスやシステムの不適合
・社内部門との協業不足
・技術インフラの不足

=成功に向けた施策=
・先を見越した、迅速な業務オペレーションの実現にフォーカス
・よりよい明日のために、今、投資する
・基準目標を明示した支出管理の改善計画の策定
・購買部門およびサプライチェーン上で関連する組織のカルチャー改革
・データサイエンスの能力保有者の採用
・業務のコアプロセスを自動化する情報技術への投資
・改善もしくは取り替える必要がある、既存システム基盤の識別
・情報技術適用の優先実施とその利用の必須化
・新規に確立した、もしくは現在発達中の情報技術を追跡するためのIT部門との協業

なお、詳細(含:数値データなど)については、リンク先のDetermine社のサイトよりレポートを入手できます。

参考)Ardent On-Demand Webinar: CPO Rising 2018 – The Age of Intelligence
https://www.youtube.com/watch?v=ShAL0GKgbIw/