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購買の世界での次の重大事は何か~Ariba 2018年のCPOサーベイ結果を発表-Ariba (2018-05-14) | ||
4月23日に、Aribaがヴュルツブルク-シュヴァインフルト応用科学大学と共同で実施したCPOサーベイレポートの2018年版が公開されました。 今回のサーベイは、全世界の購買などの業務領域の上級職452人からの回答をまとめたものです。主要な抽出事項は以下。 ・回答者の83%が情報技術適用が購買/サプライチェーン業務に大きな影響を及ぼすと考えている。 この数字は2017年よりも増加している。 ・しかし業務の自動化を高度に達成しているのは、回答者の5%に過ぎなかった。 ・だが、回答者の63%は自動化が重要と認識しており、自動化を進めていく意向を持っている。 ・IoTが現時点では最も進捗度が高い技術であるが、今後12ヶ月に投資を進めるのはRPA(プロセスのロボット自動化)とAI。 ・業務成果の向上には、データ分析能力およびデータ精度向上と予算制約が障害のトップ2。 ・30%の回答者が人財不足を障害としているのに、63%は人財戦略を持っていない。 ・業績の成果指標(KPI)のトップ3は、コスト削減実額、コスト抑止(アボイダンス)、コンプライアンス など そしてこれらも含めて、購買業務の次の重大事を次の9つに整理しています。 1. デジタル変革(DX)の波を考慮にいれ、業務プロセスの自動化の機会を推し量ってくこと 2. 将来の投資先は、RPA(業務プロセスのロボット自動化)とAI 3. データ精度向上に投資すると共に、財務部門と年間予算の協議を進めること 4. 役割分担、スキル・知識獲得を含む人財管理戦略を立案すること 5. レポートラインに拘らずに、事態に適合した対応が迅速にできる業務実施方式を確立すること 6. 単なるコスト削減を越えた成果指標を確立すること 7. 従来の購買目標だけでなく、CSRなどの新しい業務目標にも取り組むこと 8. 積極的/能動的なリスク管理を行うこと 9. CPOは、業務の複雑化や課題に対応し、進化し続けねばならない 参考) What CPOs in 2018 Think is the ‘Next Big Thing’ in Procurement-Spend Matters http://spendmatters.com/2018/05/04/what-cpos-in-2018-think-is-the-next-big-thing-in-procurement/ |