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トヨタ、ホンダなどの自動車メーカーやサプライヤーが北米で部品通い箱の位置追跡システムを導入-Automotive Logistics (2018-05-27)

5月21日~23日にアトランタで開催された The Supply Chain Conferenceで、日米の自動車メーカー6社(ホンダ、トヨタ、GM、日産、フィアット・クライスラー)とサプライヤー12社 、サービスプロバイダー2社および全米自動車産業協会(AIAG)による部品通い箱の位置追跡システムが稼働したことが報じられました。

RFIDにより通い箱の位置情報を把握し可視化する仕組みとのことで、通い箱の返却遅延によるサプライヤーの生産停止、あるいはそれを避けるための余剰通い箱の保有を回避する効果を狙った、業界全体の課題に対応するための仕組みと、北米ホンダの担当者が語っています。

また、通い箱の位置は地図上に表示され、部品の配送状況・通い箱返却状況が参加メンバー全員で可視化できる基盤になると、北米トヨタの担当者は説明しています。

さらに、サプライヤーの担当者は、自動車メーカーごとの個別システムに対応せずに、単一の仕組みを操作すればよい利便性を挙げています。

昨年9月に開発に着手し、実現にこぎつけたシステムとのことで、概要図が記事内に掲載されています。