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電力各社、2018年度資機材計画を次々と発表、ただし内容はかなり類似 - 電気新聞 (2018-05-28) | ||
◆北海道電力 5月25日の電気新聞に「コスト低減を深掘り」/北海道電力、資機材調達方針で説明会」という題で、24日に開催された北海道電力の資機材調達方針説明会の状況が報道されました。 230社の取引先が出席し、調達額は2017年同様、コスト低減目標は予算比11%以上(従来より1%引き上げ)、恒常的な案件の競争入札比率目標30%以上が示されたとのことです。 薮下常務から、泊発電所の停止下でも利益を確保する、グループ一体となった収益財務・基盤強化の方向性と、取引先への協力が求められた後、金谷資材部長から、以下のような方策を勧めていくとの説明がされたとのことです。 ・グループ全体を視野としたコスト低減の深掘りや競争拡大、多様な発注方式の適用といった様々な方策の実行 ・外部専門家の知見を活かしながら取引規模や市況に照らした価格水準検証 ・仕様緩和や一括発注の拡大 ・共同調達の拡大 ・新規取引先の開拓 加えて、安全面やCSRの重視の方針が説明されたとのことです。 ◆関西電力 一方で5月14日の電気新聞には、関西電力の2018年資機材調達計画が特集されました。 そこで述べられている重点戦略/方向性は次のようなものでした。 ①新たな経営環境に適応した徹底的な調達効率化 ~調達価格低減の徹底の「深さ」とグループでの範囲拡大の「広さ」の両方を追求 仕様見直し、競争発注、発注平準化、取引先からの提案(VE)推進 ②調達戦略を活用した効率的かつ機動的な安定調達 ~リスクやコンプライアンスなどの調達管理、工事力や供給力確保 ③調達効率化と安定調達を支える業務基盤の整備 ~人材育成、業務の効率化(含:BPOの推進) ④CSR方針をリニューアル ◆中国電力 また、5月7日のの電気新聞には、関西電力の2018年資機材調達計画が特集され、2つの重点項目が説明されました。 ①戦略的調達の実現 ~計画・設計段階における取引先との連携、上流購買のさらなる充実、VE提案の活用、 取引先との課題共有・解決の効率化、情報公開の促進や意見交換会の実施 資機材調達を対象とすることから類似内容になるとも考えられますが、各社の状況を踏まえた重点度が見えない、採りうる施策の一覧リストが、各社押しなべて述べられているような印象もします。 参考) [特集]関西電力・2018年度主要資機材調達計画 - 電気新聞 (2018年5月14日) https://www.denkishimbun.com/archives/27677 [特集]中国電力・2018年度主要資機材調達計画 - 電気新聞 (2018年5月7日) https://www.denkishimbun.com/archives/27477 ※新聞記事の全文閲覧は、有料会員に限定されます。 |