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米国のサプライチェーン関連職の平均年収は85,210ドル(約940万円)に上昇-CIPS(Supply Management) (2018-05-28)

労働需給が良好な米国の、サプライチェーン関連団体 APICSが実施した「年収とキャリア調査レポート(2018 Supply Chain Compensation and Career Survey Report)」によると、年収の上昇は継続し、仕事への満足度も高まっているとのことです。

2600人に調査した結果をまとめたレポートでは、2017年の平均年収は85,210ドル(約940万円)で、回答者の9割で3%以上の上昇があり、回答者のほとんどが現行職種に満足し、今後も留まりたいとしているとのことです。

調査結果は以下のように要約されています。

・回答者の96%は高い満足度にあり、そのレベルは10点満点で8.4点。また現在の職位への満足度も7.4点と高得点。
・初任給も高くなり、入社後1~3年の社員とあまり差がなくなっている。経験20年の社員とは、39,818ドル(約440万円)の差。
・管理職は一般職よりも年収が約82%高く、1~4人をまとめるだけで13%は多くなっている。
・視覚を1つ取得済みの人は、無資格よりも19%年収が高く、2~3資格を保有すると39~50%高くなる(APICSが資格認定団体のため、このコメントが有ると思います)。
・年収の男女差は15.6%ある。

英国購買職の調査結果に対し、米国ははるかによい調査結果となっているようです。

参考)
英国の購買職は働きに見合った賃金でないと5割強、転職希望者多数発生-Supply Management(CIPS)
https://www.facebook.com/itscobuy/posts/1802589173105652