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日産-ルノー-三菱自の2017年共同購買効果額は14%増加し、57億ユーロに-Automobile World (2018-06-15)

自動車業界で世界最大の日産-ルノー-三菱自(3社年間生産台数1060万台)の共同購買の効果が、2016年の50億ユーロから14%増加し、2017年は57億円になったとの報道がありました。なお、三菱自動車の共同購買分が2017年は1年分まるまる含まれていますので、この分は2016年よりも範囲拡大しています。

これの成果に対して、ゴーンCEOは、「2017年は効果が大幅に増加し、各社共に収益に直接結びつく大きな効果があった」、「今後も部品やプラットフォームの共通化、技術共有、ボリューム集約により、共同購買効果を増加させ、2022年には100億ユーロのシナジー効果を目指す」とコメントしています。

なお2017年は、Alliance Purchasing Organization (以前の名称はRNPO)は、部品、設備&金型治具の集中購買とグローバル交渉、 全世界工場で共通使用するユーティリティの集中購買など、例えば以下などで、成果を上げたとのことです。

・ASEAN地域での日産と三菱自の購入品の価格比較
・ヨーロッパ、日本、オーストラリアでの3社での補修部品倉庫の共用化
・日産と三菱自のタイからの共同出荷輸送による完成車輸送コストの大幅低減