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トヨタ役員らへの中元、歳暮自粛 取引先企業の負担軽減-中日新聞 (2018-07-23)

トヨタ自動車が、サプライヤーからの中元、歳暮、昇進祝いなどを受け取る慣習を廃止することが、本日19時頃に新聞各紙サイトで、判を押したように同じ文面で流れました(通信社の記事がそのまま流れているようです)。

その中で、地元の中日新聞は、少し内容を付加した記事を流しています。

記事の内容は以下。

・トヨタからの相談を受けた形で、2つの協力会「協豊会」と「栄豊会」が、会員企業350社に対し、トヨタ役員への贈答を自粛するように文書で要請した。

・これまで、トヨタのサプライヤーは、トヨタの役員や付き合いのある社員に季節の贈り物(中元や歳暮など)をしたり、役員昇進時に金券などを儀礼的に届けたりするケースが多かった。

・それに対し、サプライヤーにも協力を仰ぎながらコスト削減の再徹底を図っている中で、サプライヤーのコスト負担を削減するために、自粛の相談を協力会が受けたとのこと。
トヨタ幹部も「協力会社が負担になることはやめたということ。時代の流れだ」と話しているとのこと。

中日新聞も、1998年に日産自動車が取引の透明性を確保のため、贈答を受け付けない方針を採用したことを伝えていますが、「トヨタではいままでこんな状況が継続...」という状況は驚きを覚えます。