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ライオン・マーケッティング部門とJXTGエネルギー、Aribaの採用を決定-日本経済新聞他 (2018-07-31)

8月1日のAriba Live 2018 Tokyoの開催に合わせての発表と思われますが、ライオン・マーケティング部門ととJXTGエネルギーがAribaの採用を決定したことがSAP社から発表され、各種メディアにも取り上げられています(両社とも、Ariba Liveの登壇者になっています)。

直接材の明細見積(見積BOM構造)やジャパニーズ・オークションなどへの対応などの機能強化が進むAribaですが、今回のライオンの事例では一部門からの導入という事例になりました。

従来の自社サーバー内に構築されるオンプレミス型間接材購買システムでは、経済性の理由から全社一括導入が図られることが多かったと認識していますが、今回の特定部門部分導入はクラウドシステムの手軽さが活かされているように思われます。

かつ、従来のAribaの導入調整コストが大幅削減される「Ariba Snap」が昨年末から提供が開始されるなどがあり、購買部門が特定部門のシステム化から検討する素地が出てきているように思われます。
(逆に言えば、自社サーバーにシステムを導入せずに利用可能な環境が生じていることは、企業の情報システム部門の存在意義が問われてきてもいます)

参考)
ライオン、マーケティング部門の調達・購買業務のデジタル基盤としてSAP®Ariba®を採用-SAP
https://news.sap.com/japan/2018/07/ライオン、マーケティング部門の調達・購買業務/

JXTGエネルギー、SAPの調達・購買クラウド「SAP® Ariba®」の採用を決定-SAP
https://news.sap.com/japan/2018/07/jxtgエネルギー、sapの調達・購買クラウド「sap-ariba」の/