業績回復中のシャープ、さらにコスト削減策を徹底、あべのハルカス退去、原料転売禁止条項撤廃など-日本経済新聞など (2018年9月15日)

業績回復中のシャープ、さらにコスト削減策を徹底、あべのハルカス退去、原料転売禁止条項撤廃など-日本経済新聞など (2018-09-15)
昨年度の全四半期黒字化達成に続き、2018年第1四半期決算ではパナソニックとほぼ同等レベルまで営業利益率を改善したシャープですが、さらにコスト削減策を徹底する施策を実施する報道が9月前半に2件ありました。１つは、2014年の開業以来のあべのハルカス33階(1400平方メートル)の事業所を2019年3月に退去し、八尾事業所に集約する方向とのことです。日本経済新聞は、「戴正呉会長兼社長は「最低でも１日１億円のコストダウンが必要だ」と話し、引き続き経費削減を徹底する考えだ。」と報じています。さらに、低迷する太陽電池事業では、原料のポリシリコンの転売禁止条項の廃止、解約不能の電力契約は余剰分をデータセンターに回すなどの、コスト改善策をとると報道されました。戴社長兼会長の言葉にあるように、手を緩めることなくコスト削減を徹底する様子です。参考) 低迷する太陽電池事業、シャープが繰り出すテコ入れあの手この手-日刊工業新聞(ニュースイッチ) https://newswitch.jp/p/14323