経済的な取り決めなくEU離脱すれば、英国のホンダ工場では6万枚以上の書類作業が必要になる-CIPS(Supply Management) (2018年9月23日)

経済的な取り決めなくEU離脱すれば、英国のホンダ工場では6万枚以上の書類作業が必要になる-CIPS(Supply Management) (2018-09-23)
9月18日のBBCラジオで、経済的な同意取り決めなしのEU離脱が発生した場合には、コストと事務量が大幅に増え、6万枚以上の書類作業の追加発生すると、英国に開発・製造拠点を持つ欧州ホンダの幹部が語ったことを、CIPS(Supply Management)が取り上げています。同意取り決めがなく、WTO準拠で10%の関税がかけられた場合、欧州大陸から多くの部品を輸入し、完成車を欧州大陸に輸出している英国の事業は、何千万ドルものコスト高になるとのことです。また、別の物流担当幹部は、ジャストインタイム納入で1時間分の在庫しか持たずに生産を行ってる英国工場は、通関措置による物流停滞で影響が出る懸念を示しています。一方で、同様に英国内に工場を持ち、部品の6割が欧州産のBMWは離脱後1か月間は、通関手続きによる部品供給混乱を恐れ、同意なし離脱の場合は約1か月間、英国工場での生産を停止する予定と、日本経済新聞が9月19日に報じました。参考) Honda: No-deal Brexit 'would cost tens of millions'-BBC https://www.bbc.com/news/business-45558424 ＢＭＷ、ＥＵ離脱後１カ月英生産休止部品供給の混乱防ぐ-日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO35500440Y8A910C1TJ3000/