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どこもデータ活用は重要と考えるが、直接材購買でのトップ企業と平均の差はますます拡大-Supply and Demand Chain Exectives (2018-11-06) | ||
ソーシングへのコグニティブ(人を支援するAI)の適用の先駆者である Leva Dataが行った調査「2017 Cognitive Sourcing™ Survey on data-driven procurement capabilities」で明らかにしたトップ企業と平均企業の差(ギャップ)が話題になっています。 この調査は、中規模から大規模企業のシニアエグゼクティブ層を対象に実施されました(調査結果として公表されている購入金額が4500憶ドル以上というのは、数字が過大で誤りと思われる)。 その結果は以下。 ・97%の回答者はコスト削減や効率化に、データ指向(Data-driven)の購買が重要と考えているが、47%はデジタル変革を行える自社人材が不足していると考えている。実際に、サプライチェーンに関するデータは膨大になっている。 ・回答者の69%は、購買業務へのコグニティブ技術適用-リスク検知、機械検出、交渉の改善-に強い興味を持っている。 ・しかし、トップ企業と平均との差はますます拡大している(代表指標は以下)。2017年が5倍の差があったとすれば、2018年には10倍に広がり、2019年には20倍にさらに拡大するかもしれない。 ・各指標のトップ企業と平均の比較は以下(直接材の値であることに留意)。 -毎年価格交渉できているサプライヤーの比率: トップ企業は85%に対し、平均的は40%。 -RFQの処理完了までの期間(サイクルタイム): トップ企業は3日(準備1日、交渉2日) に対し、平均的は40日(準備15日、交渉25日)。 -見積取得/価格見直し頻度: トップ企業は必要時いつでも対応でき、定期的には四半期ベースに対して、平均的は年次ベース。 -戦略ソーシングツール: トップ企業は統合型ツールを使っているのに対し、平均的は分断された個別ツール主体としています。 ※より詳細な数値は、下記のLaveDataのサイトを参照ください。 直接材に対象を絞ったレポートとして、興味深いところがあります。 参考) LevaData’s Report Card on Strategic Sourcing and Procurement Finds Manufacturers Critically Unprepared-LevaData https://www.levadata.com/about/press-releases/levadatas-report-card-strategic-sourcing-and-procurement-finds-manufacturers |